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<   2009年 09月 ( 12 )   > この月の画像一覧

休日の朝  モーニングコーヒー飲もうよ~♪

夏秋の休日限定で、早朝からランニングしてます。

近所は豪邸ばかり・・・ (ちなみに、私の家はウサギ小屋ですw)
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このマンションの一階にあるカフェ最高。
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芦屋川沿いにある、「細雪」(文豪・谷崎潤一郎の代表作)の記念碑。 芦屋が舞台の名作。
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阪神大水害の痛みが伝わってくる石碑。 14年前の大震災といい、阪神間は自然の脅威に晒されている。
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神戸だけでなく、芦屋にもイノシシが出るのだ。 最近は、あまり見なくなったけど・・・
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大好きな芦屋川。 都市のド真ん中にある清流。
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ずーーーっと南下したところで、川に下りてみる。
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綺麗な川でしょ? この透明度!
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市街地を望む。  帯状に広がってるのは、六甲山系。(曇ってきたのが残念!)
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更に走って、潮芦屋浜へ・・・・・
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ここも、都市のド真ん中にあるとは思えないほど綺麗な浜。
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遠くに見えるのは、大阪の南港。
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帰り際、珍場面に遭遇! 芦屋川の河口で寛いでる女子高生。 (可愛いぞ・笑)
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帰宅して、コーヒーを淹れる。
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当たり前だが、淹れたてのコーヒーは旨い。
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シャワーを浴びた後、上村松園の画集を見ながら寛ぐ。
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最近のお気に入りは、「粧」。(1900年・明治33年頃の作品)
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by bonchi_mas | 2009-09-20 00:00 | 芦屋の朝

ゆく夏京都⑥ ~ZEN TEMPLE KENNINJI~

日本最古の禅寺・建仁寺。
祇園の外れ・・・かなり騒々しい場所にあるけど、とても静かに過ごせる。
風神雷神図(複製)、相変わらずカッコいいです。
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障子が全て取っ払われていて、開放感抜群。
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皆、思い思いにボ~っとしている。


法堂に棲む双龍。 小泉淳作先生、渾身の力作。
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何度観ても、イーーーネ!!!(横山剣さん風に)


○△□の庭。 壷庭の名作。
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潮音庭。
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NHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」に出ていた庭師・北山安夫氏(58歳)が監修した庭。
石組みの技術は、他の庭師の追随を許さない。
真ん中にある3つの石は、四方どこから見ても正面に見えるよう計算されている。



その後、フランソア喫茶室でお茶。
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藤田嗣治も通ったサロンで過ごすひとときは、贅沢の極み。
※因みに、このカフェの店員さんは美人揃いでLoveだったんだけど、今回は… レベル下がったかな?
でも、相変わらず「制服」が素敵でした。




・・・で、YさんをJR京都駅まで見送る途中で、ササッと晩御飯。

わざわざ撮るほどのものではないけどw 内モンゴル塩入り醤油拉麺。
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国産玄麦と豪州小麦を使った、こだわりの自家製麺。
名古屋コーチン&関西和風ダシをMIXしたスープが、クリア且つシンプルで美味しい。

炒飯もw
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by bonchi_mas | 2009-09-17 00:00 | Kyoto D'or 「連載」

ゆく夏京都⑤ ~愉悦の町家~

翌朝の京都。 この日は湿気が少なくて、素晴らしい気候だった。
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別のホテルへ泊まってたYさんと合流し、無名舎」(吉田家住宅を見学。
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祇園祭のとき(屏風祭)、いつも外から見てたので、内部が気になってた。
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座敷庭。
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「夏を快適に過ごすこと」をモットーに造られているだけあって、とにかく抜群に涼しい。



こちらは二階。
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ここから眺める月が、非常に美しいそうだ。


こういう風景を観ていると、江戸期の京の町が容易に想像出来る。
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個人的には、この眺めが一番気に入った。
もちろん、壷庭とか座敷庭も良かったんだけど・・・


陰翳の映える空間。
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再び一階に下りて、壷庭を鑑賞。
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別角度から。
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台所。
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現代人からすると、京町家というのは、本当に住み難いと思う。
利便性を追求すれば、住むべき家ではない。
その不便さを凌駕する感性(空間の美や陰翳を愉しんだり)や、時間的・精神的余裕がないと(スローライフになるし、手間が掛かる)、とてもじゃないが、町家には住めない。





【おまけ】

撮らなくても良いと思ったけど(笑)、お昼御飯の京野菜カレー。
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京野菜をビュッフェで。 葉っぱを欲してたので、山盛り食べました。(これは、極一部)
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新鮮な京野菜が15種くらいあるし、色んなドレッシングがあるので、かなりお得。
5年ぶりに来たけど、やっぱ重宝する店だ。
by bonchi_mas | 2009-09-14 00:00 | Kyoto D'or 「連載」

ゆく夏京都④ ~幽玄の愛宕街道~

夜は、嵐山の奥の奥、愛宕古道街道灯しに行った。
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↓以下、歩きながら撮ったので、ブレブレですが・・・・・

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by bonchi_mas | 2009-09-12 00:00 | Kyoto D'or 「連載」

ゆく夏京都③ ~平安神宮・神苑 UEJI-DELUXE~

続いて向かったのは、平安神宮。
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Yさんが一度も来た事がないと言うので案内。

その前に、平安神宮ビールを発見。 飲んでおくんだった・・・。
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青空が綺麗です。
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文豪・谷崎潤一郎が愛した事でも知られる平安神宮・神苑。 総面積は、約10,000坪。
関西の美を凝縮したような傑作「細雪」のロケにも使われている。
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作庭は、言わずと知れた七代目・小川治兵衛。(植冶)

平安時代の庭園の特色である「野筋」(のすじ・入り組んだ細い道筋)と「遣水」(やりみず・幾重にも流れ込んでいる小川)の様式が映える池泉回遊式庭園。
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平安時代に著された書物(伊勢物語・源氏物語・古今和歌集・竹取物語・枕草子)に記されている200種余りの植物が植えられているのが面白い。


西神苑から小川沿いの林を抜けたところに広がる蒼龍池。
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臥龍橋。
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天正年間に豊臣秀吉によって造営された三条大橋と五条大橋の橋脚が用いられている。
この橋を渡る人には、「龍の背に乗って、池に映る空の雲間を舞うかのような気分を味わっていただく」という小川冶兵衛の意図が盛り込まれているそうだ。

前に来た時は、杜若が最盛期の5月だったので、今回はちょっと味気なかったかも。


栖鳳池の向こうに泰平閣が見える。
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ここで一曲。 カッコいいし、泣ける。



泰平閣(京都御所から移築した建物)で休憩。
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東山三十六峰から吹き降ろしてくる絹のような風が、最高に気持ち良い。
ここで、鬼才・冷牟田竜之(元・東京スカパラダイスオーケストラ)がインタビューされてたのを思い出して涙。



石マニアにとっては垂涎の展示物。
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洛中のあちこちに放置されてるので、探してみては如何でしょう。
三条大橋(西側のスタバ前)、松原橋の西側、知恩院古門前附近(白川沿い西側)、鴨川沿い(東側・川端四条辺り)にあります。
by bonchi_mas | 2009-09-11 00:00 | Kyoto D'or 「連載」

ゆく夏京都② ~芸術家の邸宅~

昼食後、お茶をしに知恩院へ。 東山三十六峰が美しい!!!
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知恩院でしか買えないから、めっさ惹かれる(笑)
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しばし和んだあと、芸術家の庭へ・・・


京都に、並河靖之という男がいた。
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この不世出の天才芸術家が再注目されたのは、この10年ほど。
明治時代、世界最高の七宝作家と言われ、帝室技芸員の職に就いたほどの偉大な芸術家である。
並河が七宝を始めたのは、生活費を稼ぐためだったそうだ。
ただ、彼は「普通の男」ではない。
公家に出仕する並河家の養子という事もあって、幼少の頃から一流の芸術品を見て育った。
その経験が、後の世界的作品を生む素地となっていたのだろう。
世界中のVIPが、並河の作品を買うために来日し、様々な賛辞を贈った。
並河の死後、その作品や名前がアッという間に忘れ去られたのは、彼が『真の職人』だったからである。
(近代化に於ける大量生産には目をくれず、時代の趨勢に背を向けたのだ)
※並河靖之の傑作群は、清水三年坂美術館や並河靖之七宝記念館で見れる。

その並河靖之の旧宅(並河靖之七宝記念館)へ行ってきた。
七代目・植冶の庭目当てで来て以来、数年ぶりの再訪である。
行かれる方は注目してほしいのだが、虫籠窓、駒寄せの損傷が激しい。
もっと沢山の人に訪れてもらって、修復金を捻出してくれる事を切に願う。

まず、町家の特徴のひとつ・通り庭。(ダイドコ) ほぼ完璧な状態で保存されている。
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縁側に嵌まっている輸入のガラス障子は、生産不可能な貴重品。
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お隣さんだった七代目・小川冶兵衛(植冶)が、琵琶湖疏水を利用して作庭した「水の庭」。
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初めて個人邸に水を引いて造った庭は、大部分をしめる池から急激に浅瀬へ向かい、棗形の手水鉢で二手に分かれる流水は、躍動感に富む斬新な構成。景石や燈籠など、石へのこだわりも見どころのひとつである。(公式サイトより抜粋)
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池に浮かぶ島に見立てた岩が、家屋の柱を支えている。
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滋賀・膳所城から運んできた「踏み石」。
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膳所城は廃城になってるので、城オタには涙ものの一品。
あと、南禅寺塔頭の金地院から持ってきた石燈籠なども見応えあり。


植冶の庭造りには欠かせない水・・・琵琶湖疏水からの取水口。
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by bonchi_mas | 2009-09-10 00:00 | Kyoto D'or 「連載」

ゆく夏京都① ~やっぱりハモは旨い~

遅れて取った夏季休暇。
友人のYさんと時間が合ったので、2人で京都を愉しんだ。
この日は湿気が少なく、まるで、秋のような気候。
京都在住時は、夏の「油照り」が苦手だったが、ここまで爽やかな空気だと、返って調子が狂う(笑)。

まず、六角堂にて「地蔵盆」を愛でる。
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祇園甲部の舞妓ちゃん。
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お昼御飯は、祇園の某老舗にて。
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まず、「あゆ寿し」を頂く。
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香り高い鮎と、たおやかな寿し飯が相まって、実に旨い。
昨夏、高知の四万十へ鮎を食べに行って以来、久々の鮎。



東京人のYさんが、どうしても食べたいと言っていた「鱧」。(これは、鱧ちらし)
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これまた淡い寿し飯と、酒の旨みをふくんだ鱧のマリアージュが最高。
味付けの塩梅が絶妙なので、いくら食べても食べ飽きない。
関西(特に、京都・大阪)では、「高級魚」として珍重される鱧。
祇園祭(別名:鱧祭)の頃の鱧が旬と言われているが、これからの季節は“落ち鱧”が美味しい。
松茸と合わせる「鱧松」なんて、食いしん坊たちが発狂するほどの美味である。

因みに、昔働いていた店で、鱧のフリットを作っていた。
個人的には、「鱧しゃぶ」や「鱧の落とし」より、鱧のフリットが一番美味しいと思う。


場所柄、観光客向けのベタな店かと思ってたが、そんなことはない。
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居心地がよく、実に良い店だった。
主力商品のサバ寿司は、もっと他に美味しい所があるけど、夏の一時期は、なかなか使える。


芸舞妓たちも贔屓にしてるんですね・・・っていうか、ま●春ちゃん!!
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私の先輩の娘さんの友人です♪
by bonchi_mas | 2009-09-09 00:00 | Kyoto D'or 「連載」

赤線  

超久々に、奥 秀太郎監督の「赤線」を観た。
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前に観た時もボロクソ言ったけど、今回は好意的に観れた・・・かな。
やっぱ、年齢を重ねると、嗜好が変わってくるからね。


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でも、時代考証がユルイのが難点だし、「映画」というよりは「演劇」だな、こりゃ。
小劇場好きな人が観たら、“それなりに”楽しめるんじゃないだろうか。
まぁ、私からすれば、「ナメんじゃねーよ」という感じなんだが(笑)。

メイキング映像を観たところ、現場に緊張感が無かった。(奥監督は、どう見てもゲーマーのような風貌・笑)
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こういう物語を「映画」として昇華させたいのなら、もっと徹底して造るべき。
徹底することによって緊張感を煽れば、「赤線」特有の淫靡さやデカダンな雰囲気が生まれるのではないだろうか?
そういう意味では、望月六郎や、三池崇史に撮って欲しい題材だったなぁ。
と言いつつ、「昭和SFラブストーリー」と銘打ってるのだから、
奥監督は、ハナっから本格的な作品を撮ろうと思ってないんだよね(笑)
(というか、この時点では、撮ろうとしても撮る実力がないと思う)

とか何とか、シロウトがブーブー言っても仕方ない。
監督が音楽に一家言持ってるだけに、ヴィジュアルに合った音楽は良かった。



冒頭の「夏だ、新しい恋がしたい」と言う台詞で、「もしかしたら佳作かも」と、思えるのだが・・・
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主役の一人である「つぐみ」が良い。
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「脱ぎ」は無かったものの、ここまで“愁い”を感じさせる女優は稀有だ。
もっと良い監督に演出してもらうべき。
せっかくの才能が勿体無い。


荒川良々。
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じっくり観たのは初めて。
前に観た時は、「何じゃ、この知●遅れみたいなシロウト俳優」と思ってたのだが、
独特の「間」と、相手の「気」を吸い取る個性が面白い。
最初は、神戸浩みたいな役者かと思ってたんだけど… 違った。
しかし、小劇団出身の役者は、フザけすぎな感じが鼻につく。
何度でも書くが、「映画」は「舞台」じゃないんだぞ。



中村獅童は良かった。
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ただ、上にも書いたように、徹底して造り込めば、もっと良い演技が出来たと思う。
脚本に力が無いから、役者の個性だけで見せようとしても上滑りするだけ。
場末の女郎屋に入り浸る侠を演じてサマになる俳優は、現代にはいない。
いや、いるにはいるのだが、加藤雅也とか山口祥行にオファーしないだろうな…


野田秀樹も出てたんだけど、この人は何が凄いの?
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こういう役(妖しげな薬屋の店主)なら、大杉漣に演らせりゃピッタリなんだが・・・


低予算の割りに、なかなか良いセット。
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ただ、「書割かよ!」とツッコミたくなるような場面がある。(残念!)
チェックを怠った監督の責任は大きい。



画面に向かってポーズをとる演出は良くあるが、脚本がシッカリしていれば、必要のない演出だ。
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だから、この作品では効果的だった。(何と皮肉な)


とにかく、獅童と、ミュージッククリップ好きな人にお勧め。(「つぐみ」も良いよ)
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この手の映画に必要不可欠なエロス、愛憎、痴情の縺れ等を期待して観ないほうが良い。
「さくらん」と同じで、カタルシスもドラマも何も無いから。


「つぐみ」だけではなく、薄幸の少女(遊女)を演じた片山佳も光ってる。
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関西には、現役の遊廓(赤線)が、まだまだ残っている。
それらの消えないうちに、こってりハードな色街映画が観てみたい。
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この女優が気になった!
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by bonchi_mas | 2009-09-08 00:00 | 映画レビュウ 「連載」

なぜ、若者は死に至ったのか =イントゥ・ザ・ワイルド=

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              道なき森に楽しみあり    孤独な岸に歓喜あり

        誰も邪魔せぬ世界は    深い海と 波の音のそばに

        我 人間より自然を愛す  -----バイロン卿






1992年、アラスカの荒野で、一人の青年の遺体が発見された。
青年の名は、クリストファー・マッカンドレス。  まだ23歳の若さであった。
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これは、実話に基づいた映画である。


1990年夏、アトランタの大学を優秀な成績で卒業した22歳のクリス(エミール・ハーシュ)は、
将来へ期待を寄せる家族から離れ、全ての貯金を寄付し、兼ねてから計画していた壮大な旅に出る。
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人生の終着駅・アラスカ(現在)⇔旅の行程(過去)を、巧みに交錯させながら物語は進む。
厳しくも美しい自然を背景に、青年の姿が神々しく映える。
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ヘラジカの群れに遭遇した時の、クリスの生無垢な瞳に胸を打たれる。
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アラスカまでの道程は、母のように優しい大地だ。
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待ち受ける苦難を想像させない穏やかな日々・・・。
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その中で印象に残ったのは、リンゴを美味しそうに齧るシーン。(この世の食べ物とは思えないほど美味しそうに!)
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「戦場のピアニスト」のE・ブロディが、敵の将校から貰ったジャムを食べるシーンも素晴らしかったが、このシーンも素晴らしい!




アリゾナ→カリフォルニア→サウスダコタへ移動を続ける途中、感動的な出会いと別れを繰り返して行く。
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少女・トレーシー(クリステン・スチュワート)との出会いも印象深い。
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プラトニックな関係を守ったクリス・・・ ここでも、彼の鋼鉄のような意思を感じる。
女の「優しさ」を知ってしまうと、あらゆることが滞留してしまうのだ。(男にとって、一番危険な事かもしれない)

それにしても、クリステン・スチュワートは魅力的だ。 将来が嘱望される若手女優である。(当時18歳)
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一番グッときたのは、あるお爺ちゃんとの出会いと別れ。
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孫のような年齢の青年が、遥か年上の大先輩を諭すシーン・・・ 日本では、到底考えられない。
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クリスは、出会った人全てに愛された。(お爺ちゃんの泪が、それを強く物語る)
これほどの愛情を持った若者が、なぜ孤独を選んだのか・・・
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文明に毒されることなく、「自由に」生きようと決意したクリス。
その全ての行動に「若さ」と「思い込み」を感じたが、彼は、生まれながらのスーパー・トランプ(放浪者)なのだ。
もう、DNAに組み込まれてるとしか言いようが無い。
それほど、彼の生き様・死に様は徹底している。

こういう生き方が出来るだろうか?
こういう“死に方”が出来れば、例え23年の命でも十分満足ではないだろうか?

ソクラテスの言葉に、「ただ生きるな、良く生きよ」というのがある。
「ただ生きる」というのは動物と同じだ。
瞬間・瞬間を生きてこそ、「生きる」ことが実感できるのだ。
クリストファー・マッカンドレスは、それを見事に・・・あまりにも見事に体現している。

一つ疑問に感じたのは、幼少期からのトラウマが、そこまで徹底した行動に走らせるか?という事。
そして、それに付随する「こじつけ」的な流れ(演出)が引っ掛かった。
まぁ、それを言うと、あまりにも個人的な感想になってしまうからやめよう。 人というのは、複雑怪奇だから。
死にに行ったのではなく、帰還するつもりだったのだろうが、「死」が彼の人生の完成形であったような気がしてならない。
「最期の言葉」も含めて・・・ 


ヘラジカを解体するシーンも、リアリティがあって良かった。
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ただ、自然と共存するのは、あまりにも困難だ。  このシーンは、自然の厳しさを思い知らせてくれる。
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18キロ減量したエミール・ハーシュ、最高の演技を有難う!
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監督は、鬼才・ショーン・ペン。
俳優としてのキャリアはハリウッド随一、映画監督としても一級の腕を持つ。
ジョン・クラカワーのベストセラー・ノンフィクション「荒野へ」に惚れ込み、
映画化権獲得に10年近い歳月を費やし、自ら脚本も手がけている。
その「執念」が、後世に残る傑作を生み出したといっても過言ではないだろう。 
必見の秀作です。
by bonchi_mas | 2009-09-08 00:00 | 映画レビュウ 「連載」

京都滞在・30分

仕事が早上がりだったので、速攻で上洛。

まだまだ京都は真夏や!
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目的地は、東山ユースホステル。
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本日(9月6日)、坂本龍馬&お龍の「結婚式場」跡の石碑が建立されたのだ。
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それを観る為だけに上洛w この日じゃないとアカンのや!

説明文。(歴史地理学者・中村武生)←先生の大ファンです♪
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当日のニュース動画。


そこそこ歴史を知ってる者からしてみれば、坂本龍馬は、賛否両論の人物である。
司馬史観満載の「竜馬がゆく」始め、漫画、ドラマ(時代劇)など・・・ 
これらのイメージで語られることが、あまりにも多くて辟易する。
来年の大河ドラマ「龍馬伝」では、従来の龍馬のイメージを、少しでも良いから覆してほしい。
まぁ、キャスト(脚本)を見てみたら、なかなか難しいかもしれないが・・・

とにかく、坂本龍馬は「面白い」。
一通り龍馬のイメージを確立させた後、史料・手紙・書籍などに奥深く立ち入ってゆくと、
龍馬から広がる様々な事象や世界観によって、感性と想像力が、グッと豊かになる。
(現代人に最も欠けているのは、想像力じゃないだろうか)


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急用があって、京都滞在30分で芦屋へ・・・(笑)    カフェくらい行きたかったなぁ・・・
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by bonchi_mas | 2009-09-06 23:30 | Kyoto D'or 「連載」